証券金融と担保管理の総体的アプローチを採用
市場情勢と、バーゼル銀行監督委員会や非清算店頭デリバティブ取引に係る証拠金規制（UMR）などの規制圧力により、担保不足と流動性ストレスが生じています。複雑な取引後プロセスを合理化する必要があります。デジタル化と自動化を活用を考慮すべき時期に来ています。
MX.3 for Securities Finance（証券金融）とMX.3 for Collateral Management（担保管理）は包括的アプローチを提供します。このソリューションによって、株式および債券全体にわたる清算済みおよび未清算のOTC（店頭取引）、ETD（取引所取引デリバティブ）、レポ、証券貸借、シンセティック商品の取引、決済、担保業務が効率化されます。このソリューションの特徴は、全社的なリアルタイム在庫と全ライフサイクルサポートを提供することです。フロントツーバックツーリスクをネイティブに統合し、主要施設とシームレスに接続します。
さらに詳しく知る
MX.3 for Securities Finance（証券金融）およびMX.3 for Collateral Management（担保管理）
MX.3で自動化、一元化、デジタル化。
一元化され、決済を意識したリアルタイムの在庫の管理機能により、効果的な取引と担保管理の意思決定が促進されます。
MurexがRabobankと連携して証券金融サービスの拡大に取り組んでいる事例の詳細はこちらをご覧ください。
流動性と在庫管理の一元化
トレーダー、財務部門、担保管理部門ユーザーは、レポ、証券貸付、シンセティック活動にわたり、会社全体の流動性と在庫への専用アクセスを共有できます。
リアルタイムで資産可用性を提供
バックオフィスの運用業務が瞬時に反映される、リアルタイムの資産可用性と場所の表示により、トレーダーにメリットがもたらされます。
流動性と信用リスクのコントロール
ユーザーは、流動性と信用リスクを監視し、さまざまな取引場所全般にわたって、カウンターパーティ、法人、または帳簿ごとの現金と証券の流れを、リスク要因の内訳と併せてモニタリングできます。
ユーザー第一で考案された直感的な設計
取引やイベントの予約、担保の割り当て、口座振替などを1つの画面で、ワンクリックで管理します。
目的に合わせた、進化する豊富な商品カタログ、プレパッケージされたコンフィギュレーション、簡素化された取引プレゼンテーション、全ライフサイクルサポートにより、time-to-market入までの時間を短縮します。
豊富な商品カタログ
カタログには、レポ、証券貸付、シンセティック商品、株式と債券の原資産、マネーフィルレポ・オプティマイザー、さまざまな満期構成と金利タイプ、二者間、三者間、清算などが掲載されています。
すぐに使えるアウトオブザボックス構成
取引予約、在庫監視、運用、ワークフローなど、定義済みでありながらカスタマイズ可能なテンプレートをご用意しています。
目的に合わせたライフサイクル管理
適応性と柔軟性。
一括管理または取引レベルごと。
取引の挿入、担保割り当てから決済、報告に至るまで、高いストレートスループロセッシング（STP）とネイティブ統合により、効率が向上します。
高いストレートスループロセッシング率
• 洗練され、自動化された、SFTのライフサイクルに合わせたワークフロー。
信頼性と予測可能性
• 複雑な状況でも、スムーズかつ迅速に対応するプロセス。
• あらゆるレベルで監査を実施。
• 能動的かつ直感的な例外管理。
スケーラビリティ
• 日々の大量のフローに対応。
「ついに、決済と担保処理の意思決定を最適化し、自動化と自律性を大幅に向上させたソリューションが登場しました」。
Rabobankの証券金融・担保管理部門グローバル責任者、フランソワ・ニッセン氏
担保業務、取引後処理、リスク管理を1つのシステムに統合することで、大幅なコスト効率化と運用リスクの軽減が実現します。
信頼できる唯一の情報源
• チームは、取引、担保データ、計算に関する共通の情報を共有。
フロントツーバックツーリスクの統合
• 運用業務を最適化し、問題を取り除き簡素化。
規制コンプライアンス
• SFTR、EMIR、MiFID2およびMMSRの要件に適合。
レポおよび証券貸付ビジネスは、密接に相互運用する多様な関係者のエコシステムに依存しています。
Murexは、このエコシステムに摩擦なしに、接続するためのプレパッケージされたインターフェースを提供します。以下が含まれます。
• トライパーティ（三者当事者間）・サービス
• 取引実行ゲートウェイ
• 清算および取引の情報蓄積機関
• 請求と比較など
エンドツーエンドで担保業務を遂行
• 変動証拠金（VM）および当初証拠金（IM）の計算から決済および報告まで
• CSA、GMRA/GMSLA、MSFTAに対応
非清算店頭デリバティブ取引に係る証拠金規制（UMR）を確実に遵守
• 規制管轄を超えて非清算OTC（店頭取引）をサポート
• IMとVMに対する複数のCSAの割り当て
フロントツーバックツーリスクのネイティブな統合を活用
• 担保取引、直接証拠金管理・調整、レポおよび証券貸付による担保転換
• 担保付取引および担保ポジションのXVAおよび信用リスク計算
• 取引およびリスクダッシュボードにおける担保ポジションのリアルタイム統合
信頼できる唯一の情報源に依存
• マルチアセット管理の一元化。MX.3と外部システムから提供されるリスクのエクスポージャーを伴う
• 取引、担保データ、計算に関する共通の情報
「統合されたMX.3 プラットフォームを使用すると、スタンドアロンのソリューションと比較して、運用業務と追加開発で大幅なコストの相乗効果が生まれます。運用業務、トレジャリー、リスク管理分野からの参加部門では、従来のアプリケーションと比較して、現金/証券の割り当て、電子証拠金の管理・調整、担保業務の自動化レベルの向上など、いくつかの業務改善が達成されました」。
DZ BANKの 運用IT部門長、リュディガー・ヴェルシュ氏
リアルタイムのグローバル担保在庫
清算済みおよび未清算OTC、上場デリバティブ、レポ、証券貸付、各種担保のシンセティック商品をカバー
リアルタイムでグローバル資産の可用性
MX.3が管理する、または外部システムから供給される決済を意識したポジションのモニタリング
在庫ライフサイクルの管理
代替、リリース、交渉、和解
トライパーティ（三者当事者間）オペレーション
必要な価値のモニタリング、ロングボックス運用、トライパーティエージェントへのコネクティビティ
利息管理
利息計算、利息計算書の作成、Acadia MarginSphereへのコネクティビティ
高いストレートスループロセッシング率
• 洗練され、自動化されたマージンコールと代用管理ワークフロー
信頼性と予測可能性
• 複雑な状況でも、スムーズかつ迅速に対応するプロセス
• あらゆるレベルで監査を実施
• 能動的かつ直感的な例外管理
自動化プロセス
• 資産の優先順位ルールや最も安価な提供に基づいてコールを割り当て
• 閾値に対する当初証拠金エクスポージャーをモニタリング
• 満足させるのが難しい相手を優先
• 利子計算書を作成
取引を拡大しながらIMエクスポージャーを最小限に抑制
• 取引前のIM計算
• 取引相手ごと、担保契約ごとのIMエクスポージャーをリアルタイムでモニタリング
予測
• 格付けと市場データのWhat-ifシナリオ分析
• 利用可能な資産の日中のモニタリング
コストを抑えて担保を最大限に活用
• 担保のスケジュール、集中リスク、行き違いリスクに基づき、資産の可用性と適格性に照らして担保配分を自動チェック
• 会社全体のリアルタイム利用可能な在庫
• 最も安価な担保の自動割り当て
• 準最適な使用方法や今後の企業活動に伴う担保を検出して置換
担保管理は、標準化の進展とともに密接に相互運用する多様な関係者のエコシステムに依存しています。
Murexは、この担保管理エコシステムに摩擦なしに接続するための、プレパッケージされたインターフェースを提供します。
• AcadiaおよびTrioptimaのサービスをMX.3から直接運用し、コール、利息、代替、取引、エクスポージャーの照合、IM計算を行います
• トライパーティエージェントと連絡を取り合い、日々の詳細情報を更新
• 取引実行ゲートウェイ、清算機関、取引の情報蓄積機関とのコネクティビティを提供
• Ducoの照合を通じて、明細書、取引エクスポージャー、担保資産評価を照合
• プレパッケージされたSwiftメッセージで決済運用を遂行
Murexについて
Murexは、企業規模のクロスアセット金融テクノロジーのソリューションを提供しています。MurexのMX.3プラットフォームは、進化する課題に対応できるように設計されています。MX.3プラットフォームは、お客様が規制要件を満たし、リスクとITコストを管理できるよう、トレーディング、財務、リスクおよびポストトレード業務をサポートします。Murexを毎日利用するユーザー数は60,000人以上、世界65数か国に及んでいます。Murexは、銀行や資産運用会社からコモディティ、エネルギー関連企業に至るまで、金融サービスを提供する多様なお客様をサポートしています。Murexは、世界19拠点に3,400人以上のチームメンバーを配置し、最先端の技術、優れたカスタマーサービス、Murexならではの製品イノベーションを提供しています。
